じいちゃんの7回忌の日がやって来た。
朝からモヤモヤと変な気分だ。
蒼太に朝ご飯を食べさせ、服を着替えさせる。
法事だから服は地味目に。
俺は喪服を着替えた。
「蒼太?」
リビングのテレビを見ながら踊っていた蒼太を呼んだ。
「う?」
少しだけ口を尖らせてそう返事した蒼太。
可愛すぎるだろ。
てか、最近、蒼太が可愛く思えてきた。
「これからお出掛けするからな」
俺はそう言って蒼太の頭を撫でた。
「はい!」
「テレビを消して下さい!」
「はい!」
蒼太は元気よく返事をしてリモコンでテレビを消す。
「トイレは?」
「なーい!」
俺の実家は、周りは山、田んぼ、畑ばかりで近所に自販機もなければ、コンビニもないんだよ。
コンビニに行くのに車で10分かかるんだよ。
途中でトイレに行きたいと言われたら困る。
だから……。
「なくても行っとこう」
俺は蒼太を抱き上げトイレに連れて行った。



