【先生×生徒シリーズ】ある日突然、パパになった俺の物語




外に出ると、綾瀬先生がこちらに気付き近づいて来た。



「帰られますか?」


「えっ?あ、はい」



そう返事をした俺だけど、目は園庭の外を見ていた。



「深山さん?どうかされました?」


「…………えっ?」



綾瀬先生に目を向ける。



「あ、いや、何でもないです。今日はありがとうございました」


「こちらこそ!子供達も喜んでたと思います」



綾瀬先生の話なんて耳に入って来ない。



「あの、大変申し訳ないですが、急いでるので、これで失礼します」


「そうなんですね。蒼太くん、バイバイ!」


「バイバイ!」



俺は綾瀬先生に会釈をして、蒼太の手を引き門に向かって歩き出した。