お昼寝から起きたら布団を片付けて、あとは保護者が迎えに来るまで自由遊びの時間。
蒼太を連れて帰っても良かったけど、れいなちゃんとおままごとの約束をしてるので帰れず……。
教室で、おままごとをするハメになってしまった。
れいなちゃんの母ちゃん、早く娘を迎えに来てくれ。
「じゃあ、さっきの続きしましょ!」
俺の気持ちとは裏腹に、れいなちゃんはやる気満々だ。
「パパが帰って来るところからね!」
「…………はい」
俺は、おままごと会場から少し離れたところに行く。
歩いて、れいなちゃんが玄関だと行った見えない玄関を開けた。
「ただいま」
「おかえりなさい!」
れいなちゃんが俺の腰に抱きつく。
「ちょ、れいなちゃん?」
「違う。ママ!」
れいなちゃんは俺を見上げてそう言った。
「あ、ゴメン……。マ、ママ?」
「なぁに?」
「離れてくれないかな?」
れいなちゃんは素直に俺から離れる。
「パパ?ご飯にする?お風呂にする?」
「うーん、じゃあ、ご飯にしようかな?」
俺はに苦笑いしながらそう言った。



