それからみんなと色々な乗り物に乗ってそろそろ終盤。


辺りはすっかり真っ暗。


色とりどりのイルミネーションがキラキラ。


「「.....。」」


最後の観覧車はまたまた奏くんと一緒だった。


.....気まずい。


私は今、超綺麗な夜景をガン見している。


なぜなら前に座る奏くんにガン見されている気がするから。


私何かしたかな?

怖いよぉ。


「あ....。」


ふと上のゴンドラを見ると翔太くんと祐希くんがこちらに手を振っている。


私も翔太くんと祐希くんに手を振る。


「ね、翔太くんたちが手ぇ振ってる....っ。」


私は奏くんの方に振り向く。

奏くんはなんとも言えない表情でこちらを見ていた。


奏くん?


「どうしたの?」


不思議に思って首をかしげる私。