「え!!?もう帰るんですか!!?」 私も急いでソファーから立って吉香さんを追いかける。 「ええ。言いたいことは言ったし、仕事もあるから。お茶美味しかったわ。ありがとう。」 吉香さんは忙しく口を動かしながら玄関の扉に手をかける。 仕事、なんだか忙しそうだな。 「じゃ、みんなをよろしくね?」 そして吉香さんは家を出た。 最後の台詞を聞いて思う。 吉香さんは本当にみんなのことが大切なんだね。