「.....っ!!?」


驚くしかない。

2つのソファーには翔太くん、千尋くん、奏くん、雪斗くんが座っている。


そして私を見るなりため息をつく。


なっなにさ。

てか、帰るの早くない?

予定より一時間早いよ。


「美紀ちゃん。」


雪斗くんが急にソファーから立って私に近づく。


そして....


「ゆっ雪斗くん?」


雪斗くんが優しく私を抱き締めてくれる。


なぜ、こんなにシリアスなのだ?


「心配したんだよ?探してもいないし、連絡とろうにも知らないからできないし。」


雪斗くんは本当に安心したような声で私に話続ける。


「僕たちこんなんだけど、美紀ちゃんのこと少しずつ受け入れているんだよ?その証拠にみんな美紀ちゃんのご飯食べるでしょ?今まで誰のご飯も食べなかったんだよ?」


私は雪斗くんの腕の中で話を聞き続ける。


「吉佳さんや俺らに媚びて、哀れんで、みんなうざかった。お前もそうだと思ってた。」


この声は千尋くん。


そんなこと思ってたんだ。


「でも、お前は違う。」


この声は奏くん。


「ごめんね。」


この声は翔太くん。

雪斗くんに抱き締められている私の服の袖をつかんでる。


「みんな美紀の頑張りを見てたんだよ。だからみんな美紀を認めた。」


この声は祐希くん。