「あー楽しかった。」


22時前、私はお家の前までふらふら歩いて帰って来た。


夢の時間はここまで。

帰ったら家事をやらなくては。


「ただいま〜、ってあれ?」


誰もいないはずの玄関には5つの靴が。


ガチャッ


「美紀!!」


リビングの扉が勢いよく開いてそこからかなり焦っているように見える祐希くんが出てくる。


「どこ行ってたんだよ!!?心配したんだぞ!!?」


「え?」


祐希くんが私のところまで来て私の腕を引っ張る。


ちょっ、ちょっと待って!!?

なんで祐希くんはこんなに焦ってるの!!?


祐希くんの態度が意味分からなくて首をかしげながらもリビングに入った私。


そこにいたのは....