「任せてもいいの？」


「うん。家事は私の仕事。雪斗くん疲れてるでしょ？だから休んで。」


「ありがとう。」


少し戸惑っていたけど雪斗くんは頷いてくれた。


「っ。」


かっこいい。


にっこり微笑む雪斗くんはマジでかっこいい。

てか、綺麗。


「美紀は優しいな？」


「へ？」


ぼけーっと雪斗くんに見とれている私に優しい声で話かけてきた祐希くん。


「他のみんなもよろしくな。」


祐希くんも本当に優しい。

きっと祐希くんも色々抱えているのに他人を気づかえて。


「うん。祐希くんも何かあったら言うんだよ？」


私は祐希くんに優しく微笑む。


祐希くんは少し驚いてから笑う。


「美紀ならきっとみんなを変えれるな。」


祐希くんは嬉しそうに目を細めて私を見つめた。



さすがアイドル。

心臓がうるさい。

祐希くんに聞こえてないよね？