「どうしたの?」


私の目の前で優しく微笑む女性。


うっうわ〜超、美女。


腰の辺りまである明るい茶髪。

ストレートでとても綺麗。

正直とてもうらやましい。


顔も死ぬほど整っていて、もう神がかった美しさ。


20代前半くらいだろうか。


「どこにも行くところがないなら私のところに来ない?」


「へ?」


私のところに来ないって....


普段なら怪しむ台詞なのだが(だって、知らない人に付いて行っちゃいけないって言うじゃん。)でもこの人が余りにも綺麗で全くそんなことを思わない。


「私の家の家政婦をしてくれるなら全てを負担するわ。」


「........。」


「私のところに来たいなら付いておいで。」







そう言うと綺麗な女性は私に背を向けて歩き出した。