「なんかごめんね、いろいろと。」


「全然大丈夫だよ!!むしろ喋ってくれて嬉しかった!!」


あれから数時間。

私たちはソファーに座っていた。


雪斗くんの笑顔はもう辛そうじゃない。


「眠いね。」


雪斗くんはそう呟くと私の太ももにゴローン。


って!!


「雪斗くん!!?」


確かに眠いだろうよ!!

だってあんなにコンサートで動いてたんだし、今、2時だし!!


でも、でもね!!


「雪斗くん!!自分の部屋で寝よ!!」


膝枕はとっても恥ずかしいから!!


私の顔はきっと真っ赤。

りんごのように真っ赤に違いない。