きのこうどん

汗が止まらない。

とうとう爺ちゃんが、死んだ。

みんな

「頑張った。」

そう言う。

そして、病院の先生が最後の診断をしに来た。

ボクはあわただしく次の作業をするみんなの様子を見ているだけだった。

ふと、病室の壁紙を見た。
その壁紙に当たっていた病室の照明が
後光のように放射状に反射していた。

ボクは手を合わせ爺ちゃんに呟いた。

「……ありがとう。」