「だめじゃない。仕方ないですねぇ。赤ちゃんですもの。」
ちこは紫苑の面倒を見ているつもりでいた。すると、ボクの視線に気がついたのか
「あ、だめじゃない!仕事さぼっちゃ。…ですわ。」
と、明らかにプンスカ怒っている。
「だって、飽きたんだもん。」
「もう仕方がありませんね。王様は。…ですわ。」
怒っているのに必ず
「ですわ。」
を語尾に付けるのは彼女のお姫様としてのプライドだろう。
「王様、早くお仕事してください。はい!ここ座って!アキト君!!…ですわ。」
とりあえず、言えることはボクらの国の王さまはお姫様よりも力が弱くって叱られてばかりだってことだ。うん、家の父さんと母さんと一緒だ。
「私はスーパーに買い物行ってきますから紫苑ちゃんをよろしくですわ。」
そう言って部屋の隅っこにあるというスーパーに行くお姫様。まだ、続くのだろうか。
お姫様がスーパーマーケットに行っている間、畑に行く準備が出来た母さんと山上ばあちゃん、そして琉璃さんが部屋に入って来た。母さんと琉璃さんは姿は作業しやすいようにジャージになっていて手にはランドリーバスケットを思わせる青い籠が握られている。
「兄ぃ。そろそろ畑行くよ。」
「うん。」
母さんとは違い、ばあちゃんの格好は普段のままだった。
「ねぇ、ばあちゃんは行かないの?」
ちこは紫苑の面倒を見ているつもりでいた。すると、ボクの視線に気がついたのか
「あ、だめじゃない!仕事さぼっちゃ。…ですわ。」
と、明らかにプンスカ怒っている。
「だって、飽きたんだもん。」
「もう仕方がありませんね。王様は。…ですわ。」
怒っているのに必ず
「ですわ。」
を語尾に付けるのは彼女のお姫様としてのプライドだろう。
「王様、早くお仕事してください。はい!ここ座って!アキト君!!…ですわ。」
とりあえず、言えることはボクらの国の王さまはお姫様よりも力が弱くって叱られてばかりだってことだ。うん、家の父さんと母さんと一緒だ。
「私はスーパーに買い物行ってきますから紫苑ちゃんをよろしくですわ。」
そう言って部屋の隅っこにあるというスーパーに行くお姫様。まだ、続くのだろうか。
お姫様がスーパーマーケットに行っている間、畑に行く準備が出来た母さんと山上ばあちゃん、そして琉璃さんが部屋に入って来た。母さんと琉璃さんは姿は作業しやすいようにジャージになっていて手にはランドリーバスケットを思わせる青い籠が握られている。
「兄ぃ。そろそろ畑行くよ。」
「うん。」
母さんとは違い、ばあちゃんの格好は普段のままだった。
「ねぇ、ばあちゃんは行かないの?」



