古い窓も、廊下も、扉も、畳でさえもボクら2人には遊びの対象だった。ふと、ちこの足が止まった。
「シオン君は?」
「紫苑?広間で寝てるんじゃないかな。」
急にちこは広間の方へ行こうと言いだし、ボクら紫苑の寝ている広間の方に向かった。眠っている紫苑を見たちこは、はしゃいでいて
「かわい~。ぷにぷにしてるよ。」
と言い、紫苑の頬を突っついていた。ちこは赤ちゃんに興味津津だ。なんだかその光景が面白くなくて
「探検の続きしようよ。」
ってボクが言っても
「いい。」
で、返された。
ちこが紫苑と遊んでいるのを見ていても
つまらない。つまらないよ。
そうふくれっ面でいると、急にトイレに行きたくなってきた。
「ちこ、ボクトイレに行ってるからね。」
「うん。」
近くにいた母さんにトイレの場所を聞くとそこは玄関のすぐ隣の場所ですぐさま走って行こうとすると
「気をつけなさいよ。」
なんて母親に言わた。
不思議に思いながらもボクはすぐにトイレへと向かう。
トイレの周辺は光がなく真っ暗でどこか冷たい湿っぽさが肌で伝わる。戸は尋常じゃなく開きにくい。
「シオン君は?」
「紫苑?広間で寝てるんじゃないかな。」
急にちこは広間の方へ行こうと言いだし、ボクら紫苑の寝ている広間の方に向かった。眠っている紫苑を見たちこは、はしゃいでいて
「かわい~。ぷにぷにしてるよ。」
と言い、紫苑の頬を突っついていた。ちこは赤ちゃんに興味津津だ。なんだかその光景が面白くなくて
「探検の続きしようよ。」
ってボクが言っても
「いい。」
で、返された。
ちこが紫苑と遊んでいるのを見ていても
つまらない。つまらないよ。
そうふくれっ面でいると、急にトイレに行きたくなってきた。
「ちこ、ボクトイレに行ってるからね。」
「うん。」
近くにいた母さんにトイレの場所を聞くとそこは玄関のすぐ隣の場所ですぐさま走って行こうとすると
「気をつけなさいよ。」
なんて母親に言わた。
不思議に思いながらもボクはすぐにトイレへと向かう。
トイレの周辺は光がなく真っ暗でどこか冷たい湿っぽさが肌で伝わる。戸は尋常じゃなく開きにくい。



