一方、緑涼と禮漸は、焚き火の中にアルミホイルにくるんだジャガイモを放り込んでいく。

「こんだけあったらいいべな(笑)」
「そうっすね(笑)」

数十分後

「お前達!!もう一品食べるか?」

緑涼の大きな声が結界中に反響。その場にいた全員が思わず耳をふさぐ。


「いきなり叫ぶなって(怒)」
「耳が痛いべや~(泣)」

「すまんすまん(笑)」

怒る風燕と泣きそうな火燐に緑涼は、さっきのジャガイモを切って皿の上に乗せた。


「酒のあてにでもどうぞ(笑)」


緑涼の横にいた禮漸は、そのジャガイモの上にスプーン一杯分のバターを乗せる。

じゃがバターの完成。

椿と蓮流の皿にも同じようにジャガイモを切って、上からバターを乗せていく。

風燕と火燐はニコニコしながらそれをほおばる。

「うまい!」
「うまいべや(笑)」
「んだ♪どんどん食べろ!」

そういいながら、緑涼は、焼きたてのジャガイモをアルミから出すとそのまま丸かじり。
それを見て椿はびっくりして、手を止めてしまった。


そんなこんなで、3~4時間パーティーは続いて、夜の9時ごろお開きとなった。