椿は、本や雑誌を整理し本棚に戻していく。それが終わると服や雑貨を戻して、最後にガラスの青い鳥とお花見うさぎを窓際に置いて、椿の部屋の大掃除が終了した。


「緑涼さん!禮漸さん!お手伝いすることないですか?」


椿は、廊下に出ると彼らに向かって大声をだす。

「おらは大丈夫だ!」

「俺も大丈夫。多分、風燕と火燐がとんでもないことになってると思うから、そっちを手伝ってやってくれ!」

「わかった!」

「椿!ごみは庭に出しとくように!」

「は~い!!」


椿は、両手にゴミ袋を持って階段を下りていく。庭にゴミ袋を出すと、縁側から火燐の部屋へと向かった。