その頃椿は、家具を拭き、ほうきで埃を掃いてゴミ袋に入れていく。


「1年でこんなに埃が溜まったりするんだ・・・。」


そんなことをつぶやきながら、ゴミ袋の封を閉め廊下に出す。

新しく束の中から取り出したゴミ袋の中に着古した服や下着を入れていく。

次々に入れていくと、ゴミ袋2つ分に膨れ上がっていた。