「お~い!進んでるか?」


緑涼は禮漸の部屋へと続く階段を少しだけ上り、顔だけ部屋に出す状態で確認する。禮漸は、少し驚いた顔を少しずつ緑涼のほうへと向けていく・・・。


「み・・・緑涼さん・・・」

「なした?あっ・・・・」


禮漸の足元には、紐でまとめられた雑誌が・・・