翌日

コンコ・・・

ノックの途中でドアが勢いよく開く。



「つ・ば・きちゃ~ん!!!!!!!!!!!」



火燐はドアが開くと同時に椿に向かって猛ダッシュ。その勢いのまま椿に抱きついた。

「おはよう!お帰り!俺ずっと待ってたんだから!!」

「火燐さん・・・痛いです(泣)」

「おめぇは来て早々・・・点滴抜けたらどうするべや(怒)」
「だって、早く椿ちゃんに会いたかったべや(泣)今日はずっとこうしていたいべや!!」


久しぶりに聞く火燐のわがままに、椿はクスクスと笑い始める。緑涼達もその空気に触れて少しずつ笑顔を取り戻していく。