「椿!」


風燕が椿に気づいて驚きと喜びが入り混じった顔で椿の顔を両手に包んで「わかるか?俺の事わかるか?」と質問をしてくる。


「風燕さん・・・でしょ?」


風燕は喜びを爆発させながら、ナースコールを鳴らしながら緑涼をたたき起こす。


「椿が眼を覚ましました!早く来てください!おい緑涼起きろ!は~や~く!!」

「何だべや・・・椿?椿!わかるか?話せるか?苦しくないか?」
「大丈夫・・・だから。緑涼さん。」

それを聞いた瞬間、緑涼は泣きながら椿を抱きしめた。