次の日

通夜で夜通し、来客の対応をする、正嗣と椿。
久しぶりに会う親戚に眠ることを進められる正嗣であったが、それを断り、ずっと美佐子のそばについていた。


深夜

「椿。」

「何だよ。」

「寝たらどうだ?」

「なんで?」

「疲れてんだろ?」

「そっちこそ。」


そんなやり取りをしているうちに、椿は眠ってしまった。正嗣は自分の着ていた喪服のスーツをそっと椿にかける。