藤くんは、イスに浅く腰掛けて……静かに目を閉じていた。



…もしかして、寝てる!?



そして、タクトくんは……。








わあっ!



あたしの視線にいち早く気づいて、



優しく微笑んできた。



……ひゃあ。



あたしはまたドキドキしてきた。



別に、タクトくんがすごく気になるとか、そんなんじゃないんだけどね……。