その後は、追いかけてきた凛とタクトくんを置いて、ひと足先にロープウェーで下までおりることになった。



ロープウェーからはキレイな夜景が見えていて、とってもロマンチックな夜。



藤くんは、下に下りるまでずっと手を繋いでいてくれて、



緊張しすぎたあたしは気のきいた話もなにもできず、ずっと黙っていた。



藤くんはときどきあたしの表情を確認しては、フッと微笑んでいて……。



もう、その表情だけで胸がいっぱいになった。









今日は、すごくハードな1日だったけど……



幸せな1日だったなぁ。