イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?

しばらくしてまた立ちあがって、凛とふたりで上っていく。



お茶で回復したのか、凛はさっきよりも元気を取りもどしていた。


「葉月、大丈夫? 顔色悪いよ?」


「うん……なんとか。あと少ししたら、チェックポイントだから……」


息を切らし、石のように重くなっていく足を必死で動かす。


マラソンも苦手だし、持久力のないあたしには、ホントに辛い。


昨日、今日の遠足のこと考えすぎて寝不足で、それも災いしてるのかもしれない。








次のチェックポイントに、白丸先輩の姿を見つけたあたしは、


なんだか急に元気が出てきた。