イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?

「あ~、ダメ。ちょっと休もう」



凛が腰を下ろしたから、あたしも足を止めた。



リュックを地面に置いて、木の根っこのところに座り、歩いて行く人たちを横から眺める。



みんな息が上がってるものの、ペースを変えず普通に上っていってる……すごいなぁ。








「お茶~、お茶~」



凛はペットボトルの中のお茶をグビグビと飲んでる。



「凛……そんなハイペースで飲んだら、後で困るよ?」



立ちとまったことで少し息が落ちついてきたあたしは、やっとのことで凛と会話することができた。