イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?

「うん……まぁね」



そこが、悩みどころではあるんだけど。



「じゃー、開き直ろうかな」



「開き直るって……どういうこと?」



「葉月といたら……俺も楽しいし、バスでのバカ話の延長を、教室に行くまでしてんのも悪くないなってこと」



「うわぁ……藤くんが、そんなこと言うなんて!」



「は? 言ったら悪いかよ」



今まで少し照れながら話していた藤くんの様子が、一気に険悪に。



眉間にシワを寄せて、軽くニラまれた。






「きゃあっ、怖い!」



「あ~、もぉめんどくせぇ。やっぱ先に行く」