イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?

「最初はそーじゃなかったんだけどな。単にオンナと教室まで喋りながら……とか、話題もねーし、困ってた」



困ってた……?



「あれって、あたしがイヤだからとか、ウザいからっていう行動じゃなかったの!?」



「あ~、違うな。俺、そういうの表現すんの下手だから。

ま、確かにな、意味もなく俺の跡ついてくるようなヤツは、確実にイヤなんだけど……。


葉月は凛の友達だし、少しずつ慣れてった」




あたしはそこで、ハッとした。



そうだった、藤くんは凛のことが……。










「でも、夏休みのことで別にいいか~と思うことにした」



「夏休み?」



「白丸先輩って、自分も女友達とベタベタしてるぐらいだし、お前の周りにオトコがいても、気にしてねーんだろ?」