イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?

「お前なー……突然そういうこと、言うな」



「なっ、なんで? 思ってたから言っただけなのに」




「嬉しいとか……なんか……むずがゆい。別に一緒に行かなくたって、クラスも一緒で、席もとなりで?

俺ら、ほとんどいつも一緒じゃん……」



「そうだけど……」



「お前のカレシ……」



「えっ?」



藤くんは少し俯きぎみに顎を引くと、自分の長い前髪を指で弾く。








「白丸先輩が……俺らのこと見て、妬いたりしたら面倒だな……と」



「そんなこと、気にしてたの!?」