イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?

バスが学園前に到着して、人が次々とバスを降りていく。



あたしと藤くんも、やっとのことでバスから降りることができた。



「……ふぅっ、息苦しかった」



それは、胸のドキドキを藤くんに悟られたくなくって、呼吸を抑えてたから。



ほぼ酸欠状態で、バスを降りた途端にあたしは深呼吸をした。









「お前、気分でも悪いかと思ってた。ずっと俯いてるし……」



藤くん、そんなこと心配してくれてたんだ!?