イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?

恥ずかしくなったあたしは、藤くんから思いっきり顔を背けた。



「うん……」



いつもなら……悪態ついてくる藤くんだけど、そのあとは特に話しかけられることもなく、学園前までほとんど無言だった。



あたしはといえば……



藤くんに密着されて、ずっとドキドキしっぱなしだった。



バスが揺れる度に藤くんに寄っかかって、



その度に、胸がキュンと苦しくなった。










あたし……やっぱりヘンだ。



自分でも自分の気持ちがよくわからない。



いつもイジワル言う藤くんだけど、こうやってたまに優しくされると……



あたし……。