「凛~……喋るか、食うか、どっちかにしろよ……お前、部屋汚しすぎ」
凛が口からクッキーを吹きだすのを見た藤くんは、呆れた顔して、落ちたクッキーのカスを広いあつめてる。
凛とタクトくんが、今度は他のお土産をめぐって争奪戦を始めてる間に、あたしは藤くんの方に寄っていった。
「いいよ、あとで掃除機かけるから……」
「ホント、ゴメンな~。アイツ、マジでバカ……お前に迷惑かけっぱなしだな。あれでよく友達とか言うよな」
藤くんは凛のことになると、なんだか少し世話焼きなお兄さんっぽくなる気がする。
やっぱり藤くんは凛のことが、好きなのかな……?
「ねぇ、藤くんって……」
あたしはそっと藤くんに近寄って、耳もとで囁いた。
凛が口からクッキーを吹きだすのを見た藤くんは、呆れた顔して、落ちたクッキーのカスを広いあつめてる。
凛とタクトくんが、今度は他のお土産をめぐって争奪戦を始めてる間に、あたしは藤くんの方に寄っていった。
「いいよ、あとで掃除機かけるから……」
「ホント、ゴメンな~。アイツ、マジでバカ……お前に迷惑かけっぱなしだな。あれでよく友達とか言うよな」
藤くんは凛のことになると、なんだか少し世話焼きなお兄さんっぽくなる気がする。
やっぱり藤くんは凛のことが、好きなのかな……?
「ねぇ、藤くんって……」
あたしはそっと藤くんに近寄って、耳もとで囁いた。


