「けどさ~、白丸先輩って……余裕だよね。葉月が夏合宿に行ってもいいって言ったんだ?」
「うん……あたしは、藤くんに言われたからとかじゃなくって、自分の意志で行かなかったの。
あたしも、カレシにそういう旅行に行かれるのがイヤだったし……」
あたしがそう言うと、凛とタクトくんは「へぇ~」って不思議そうな顔をしてるけど、
藤くんは満足そうに、ウンウンって頷いていた。
こういうところは、藤くんと気が合いそうだね。
「葉月は……イヤだって言わなかったの? 白丸先輩に……。例の涼風先輩、白丸先輩のとなりの席で、ベッタリだったよ?」
「えっ……やっぱり」
あたしが不安な顔をすると、藤くんが凛の頭を思いっきり叩いた。
「お前は余計なこと言うなって! 知らなきゃそれですむだろ?」
「うん……あたしは、藤くんに言われたからとかじゃなくって、自分の意志で行かなかったの。
あたしも、カレシにそういう旅行に行かれるのがイヤだったし……」
あたしがそう言うと、凛とタクトくんは「へぇ~」って不思議そうな顔をしてるけど、
藤くんは満足そうに、ウンウンって頷いていた。
こういうところは、藤くんと気が合いそうだね。
「葉月は……イヤだって言わなかったの? 白丸先輩に……。例の涼風先輩、白丸先輩のとなりの席で、ベッタリだったよ?」
「えっ……やっぱり」
あたしが不安な顔をすると、藤くんが凛の頭を思いっきり叩いた。
「お前は余計なこと言うなって! 知らなきゃそれですむだろ?」


