イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?

なんて言い訳しようか考えてると、凛がクスクスと笑いだした。



「ゴメンね~、藤のせいでしょ? あんなこと言われたら、来たくても来れないよね?」



「え!?」



「あんたが余計なこと言うから、葉月が来れなかったんだよ! ちゃんと謝ってよ」



凛はウチの家の門のところを指差して、ムッとした顔をしてる。



そこには、不機嫌そうな顔をした藤くんと、いつもの爽やかな笑顔のタクトくんが立っていた。



えーっ、ふたりまで一緒なの!?








「藤に、オトコがいるオンナは来るなみたいなこと言われたんでしょ? ホント、サイテーなんだから、コイツ」



凛は藤くんに向かって、持っていた果物を投げつけるマネをしてる。