イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?

――ガチャッ。



玄関のドアを開けると、そこにいたのは凛だった。




「ハロ~! これ、お土産だよ」



凛は両手いっぱいに大きな荷物を抱えてる。



そこには宿題を写したルーズリーフや、たくさんの果物に、ご当地キーホルダーやクッキーの入ったお土産の箱が。



「なに、これ!?っていうか、どうして?」



「葉月がひとりで寂しがってたらって思って。今から上がっていい?」




「なんで……?」



凛はあたしを見てニコニコしてる。



用事があるから夏合宿に行けないって行って断ったのに……家にいるのがバレてたなんて。