イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?

「あー、それなら大丈夫。バカばっかだか
ら」


藤くんはあたしの方を見て、口の端を少し上げてニヤリと笑う。



「アハハ、なにそれー」



「来るのは全然いーけど……。俺らオトコも来るよーな合宿とか、よくないだろ?

俺がカレシだったら、絶対行かせない」



――ドキッ。



藤くんって……実は束縛したい人!?



来るなよ、って暗に言われてるのに、なんだかドキドキしてる。



「お前のカレシは……そーいうのオッケーなんだ?」


「え……どうかな。わかんない」


白丸先輩には、夏合宿の話はまだしてないんだ。