「どーとでも言えよ。お前さー、どーでもいいけど、期末試験ヤバいんだろ?
赤点とったら夏休みに補習あるってわかってる?そんなんで、夏合宿来れねーとか言うなよ」
藤くんの言葉に、凛の顔がサーッと青ざめた。
「そうだった!! 今から先生に、8月1日だけは補習しないで!って言ってくる」
凛はバタバタと走り、あっという間に教室を出ていった。
「アイツ、マジでバカだよな……」
そう言いつつも、笑ってるその顔はすごく優しい。
藤くんは……いつも、そうなんだよね。
あたしに限らず、他の女子には無愛想なのに、凛には優しいの。
優しいって言っても、口は悪いんだけど、
凛を見ている目が……優しい。
もしかして……
藤くんは、凛のことが好きなの?
赤点とったら夏休みに補習あるってわかってる?そんなんで、夏合宿来れねーとか言うなよ」
藤くんの言葉に、凛の顔がサーッと青ざめた。
「そうだった!! 今から先生に、8月1日だけは補習しないで!って言ってくる」
凛はバタバタと走り、あっという間に教室を出ていった。
「アイツ、マジでバカだよな……」
そう言いつつも、笑ってるその顔はすごく優しい。
藤くんは……いつも、そうなんだよね。
あたしに限らず、他の女子には無愛想なのに、凛には優しいの。
優しいって言っても、口は悪いんだけど、
凛を見ている目が……優しい。
もしかして……
藤くんは、凛のことが好きなの?


