「どこ?……んー、これから知ってけばいーんじゃねーの?葉月の持ってる雰囲気、好きだよ」



ふっ……雰囲気!?



それだけで、付き合えちゃうんだ!?



「ごっ……ゴメン。あたし、他に好きな人がいるから……」



「え?」



あたしはこの場から逃げたいがために、適当なウソをついて教室の中に逃げた。









……別に好きな人なんていない。



だけど、こうでも言わなきゃ、翔くんが引きさがってくれる気がしなかったから……。



きっと、明日になれば……



翔くんのお買い得キャンペーンも、終わってるはず……。