イケメン男子に囲まれて~モテ期がきた!?

凛は藤くんの耳もとに近づき、なにかを囁いてる。



――ガバッ!!



何事かと思うぐらいの勢いで、藤くんが起きあがった。



「てっ……テメー……ぶっ殺す」



藤くんは凛を思いっきりニラんで、そう呟いた。








「キャ~!!葉月っ、助けてぇ。藤に襲われるっ!」



凛があたしの後ろにまわり、ギュッと抱きついてきた。



「お前なー。言葉選べよ?誰がお前を襲うんだよ……」



藤くんは呆れ顔で凛を見たあと、あたしをチラッと見てきた。