「ううん。なんとなく、呼びたくなったの」 「ふっ、可愛いな」 廉は優しくそう言うと、鎖骨に指を這わせた。 「んっ……れ、ん…」 「相変わらず……感じやすいな」 そのまま着ていた服を、ゆっくりと剥がれていく。 あたしに触れる大きくて男らしい手。 どうしよう。 なんだか…いつもより、体が熱い……。 「樹里……なんか…すげぇ体熱いな」 「ん……お酒の、せいだよ…」 ぽーっとする頭。 肌に優しく触れる彼の指先に、体が敏感に反応する。