特殊部隊員とは思えないほどの華奢な体。
いつもは強い彼女でも、こうしている間はただの女になる。
「樹里……」
「れ、んっ……」
俺達は熱くキスを交わす。
お前だけを愛してるということを、キスで伝える。
どうやら樹里は自覚がないみたいだ。
自分がどれだけいい女なのか。
どれだけ俺を惑わせるのか。
「ん…もう、行かなきゃ……」
熱く重なり合っていた唇を、彼女が止める。
「……もう少し」
「ダメ。仕事、遅れちゃうよ…?」
俺はたまらず彼女を抱き締めた。
細いのに、柔らかい体。
彼女が女である印だ。
「今夜……俺の部屋に来い」
「え、でも……昨日の夜、行ったばっかりだよ?」
そんなことを気にする樹里が可愛くて仕方ない。

