「ん~~!れ、ん?」 「お前も食えるだけ食え。ただでさえそんな細っこいんだから」 廉はそう言って、困ったような顔をする。 廉は…いつもこうしてあたしのことを心配してくれる。 「細くても力はあるから!」 「ははっ!俺に比べればまだまだだ」 廉はピンッとデコピンしてきた。 って言っても、全然痛くないけど。 「よし、そろそろ着くぞ」 「うん、分かった」 廉の車は駅前に入り、定食屋に着いた。