「好きだ。愛してるんだ、樹里」 「れ、ん…」 「何があっても、他の男なんかに渡したくない……お前は俺だけのもんだ」 そう言って、あたしのこめかみに優しくキスをする彼。 そんな彼に、あたしはたまらず抱き着いた。 「好き、廉…」 「煽るなよ。ここでヤるぞ」 そんなわけないのに、意地悪なことを言う廉。 「ほら。さっさと飯食って、俺ん家でヤるぞ」 「もう、言わないで!」 二人で笑い合いながら、更衣室を出た。