「あぁっ!」 耐えられなくて、思わず彼の背中にしがみついてしまった。 ギシッと軋むソファが、二人分の重みを受け止めている。 「樹里、悪い…俺も、我慢できない」 「廉…」 グイッと体を抱き寄せられ、汗ばんだ肌がくっつく。 「ぁ……」 達したばかりの体を、更に追い詰められる。 あたしはただ、彼を受け止めたくて、必死に逞しい体にしがみついていた…。 「ん…」 目を覚ますと、彼のベッドにいた。 さっきと同じシチュエーションだ。 あたしはクスッと笑うと、立ち上がった。