「はぁ……んんっ…」 ゆったりとした律動に、頭がおかしくなりそうな快楽に襲われる。 それに……このシチュエーションもなんだかエロい。 玄関先で、立ったままで……。 「樹里、可愛い」 「やぁっ……可愛くなんか、ないっ…」 恥ずかしくて、顔を背ける。 「樹里…俺を見ろ」 「ん……、」 動きを止めた彼に、もどかしさが生まれる。 「ほら、早く」 「やっ……いじ、わる…」 不適な笑みを浮かべる彼に、また恥ずかしさが増す。 やだ…。 あたしばっかり、こんな……。