翔太さんは私に愛想を尽かす気配が一向に無く 大晦日も元旦も、律義にメールをくれた。 ある日のメールには「デート楽しみだね」とあり、私はそれで初めて 「あぁ、あれはデートなんだな」 と実感したのであった。