「椿ちゃん…どうしたの?大丈夫?」 「えぇ…大丈夫。それより、あの桐生院彩ちゃんって一体何者なの!?」 少し彼女の肩が上がって見えた。 「桐生院さんは昔の先祖が巫女だったんだ。 だから弓なんて引いてるんだろうね。」 「…やっぱりそうなのね。桐生院家の…」 椿ちゃんは「面白いじゃない!!」と言って笑った。 何が面白いのかよく分からなか ったけど彼女の少し変な笑い方を見ると あまり良い事ではない事がよく分かった。