「平助、顔がちけぇよ。お前、衆道だったのか?」 筋肉質の男が今まで目の前にいた青年を茶化す。 衆道って…、私、女なんだけど。 何で、此処の人は私を男だと勘違いするかな…。 「違うし!それに、この子は男じゃないよ!」 「ああ、コイツは女だな」 筋肉質男の隣にいた背の高い男が青年の言葉に頷いていた。 「お前…、女…?」 「桜井舞咲、れっきとした女ですけど。何か?」 私は男と間違われたことに苛立ち、筋肉質男を睨みつけた。 すると、筋肉質男は背の高い男の後ろに隠れた。