私はそれを気にすることなく、図書室で調べ物をしていた。 調べ物とはあの時以降の新選組の歴史のことだ。 山南さんは脱走の罪で切腹、平助は油小路の変で、山崎さんと井上さんは鳥羽伏見の戦いで亡くなった。 原田さんと永倉さんは新選組を離隊し、近藤さんは斬首刑にされた。 総司は労咳――、今の肺結核で亡くなり、斎藤さんも会津での戦いで離隊した。 土方さんは函館で戦死――。 もちろん、歴史に私の名前なんかはない。 でも、私は彼らと生活していた。 その事実は変わらない。