「いってっ!」 死を覚悟した瞬間、真っ白な空間から地面に放り出された。 受け身は柔道でなれているはずなのに、咄嗟で取れず、地面に背中を強打した。 背中…? 「あっ、背中刺されたんだった!」 私は慌てて、背中を触った。 でも、傷どころか血すら出ていない。 状況が理解出来ない私は周りを見渡した。