【美奈 side】
とうとう、ホワイトデー当日になった。
この日まで、あたしは拓真のことを避け続けた。
だって、2人から告白された日、
あたしの想いはもう、定まっていたから。
その決意を、変えたくなかったから。
白鳥くんのことも、避けるようになった。
もう、白鳥くんとは、
恋人ではなくなったしーー...
拓真とは、幼なじみ以下になった。
これで、いいんだ。
あたしが、この想いを切り捨てて、
忘れることができたならーーー...
みんな、幸せになれるんだ。
あたしさえ、我慢していればーー...
みんなが、幸せに浸っていられるんだ。
ーーー...キーンコンカンコン
放課後を告げるチャイムが、
学校中に響き渡る。
とうとう、ホワイトデー当日になった。
この日まで、あたしは拓真のことを避け続けた。
だって、2人から告白された日、
あたしの想いはもう、定まっていたから。
その決意を、変えたくなかったから。
白鳥くんのことも、避けるようになった。
もう、白鳥くんとは、
恋人ではなくなったしーー...
拓真とは、幼なじみ以下になった。
これで、いいんだ。
あたしが、この想いを切り捨てて、
忘れることができたならーーー...
みんな、幸せになれるんだ。
あたしさえ、我慢していればーー...
みんなが、幸せに浸っていられるんだ。
ーーー...キーンコンカンコン
放課後を告げるチャイムが、
学校中に響き渡る。