何の変哲もない、普通の日だった。
ただあえて言うならば、日の光が今日の僕には眩しすぎたというくらいだろうか。

目の前に横たわる、彼女。
否、彼女だったモノ。

細く白い首にはっきりと手跡を残したそれは、紛れも無く、僕が殺した。


“           ”


声にならない声で零れ落ちた最期の言葉が、耳から離れない。